盗撮は自宅外でその被害に遭う危険性も高く、外出時にも十分な注意が必要です。
盗撮カメラも盗聴器と同様に偽装型と非偽装型があります。偽装型は製品に組み込んで一般に市販されているものの他、オーダーメイドで家電製品に組み込む作業を請け負う業者もあります。非偽装型は、100円ライターほどの大きさのものやカード型のものなどがありますが、そのまま使用されることは少なく、タバコの空き箱の中やバッグの中に隠して使用されます。
また、盗聴器と異なり、非無線式のカメラを使った盗撮がまだまだ多いのも特徴です。携帯電話やビデオカメラなどを使った盗撮がこれに当たります。ビデオカメラを盗撮に使用する場合は、ピンホールレンズという特殊なレンズを装着してバッグや紙袋の中に隠し、外側に小さな穴を開けて使用されます。
一方、撮影した映像を電波で飛ばす無線式の盗撮カメラは、銀行ATMの盗撮や貴重品ボックスの盗撮でも使用されるなど、販売数が増加しています。
卓上時計型 オーディオコンポ型 腕時計型 ボールペン型 帽子型 ヘッドフォン型
煙検知器型 ボタン型 ネジ型 など
カード型 ボックス型 など
盗撮カメラを設置する場合、一定方向を向いているものに仕掛けるのが一般的な手口です。盗聴器とは異なり、盗撮カメラは全てを隠すことはできません。映像を撮るために少なくともレンズ部分を露出させる必要があります。また、対象をしっかりと撮影するためアングル調整も必要となります。
上記の盗撮カメラが仕掛けられやすい場所に自分の知らない物や異物がないかチェックしてみましょう。盗撮カメラは、映像を撮るためにレンズを露出しなければならない(マジックミラー式などを除く)ため、最低でも1.5mmから2.0mmほどの穴が必要です。
不自然な物や穴がないかを注意深くチェックしてください。
盗撮は、金品を目的としたものと性的な理由によるものに大別されます。金品を目的とした盗撮は、暗証番号式の貴重品ボックスや銀行ATMの盗撮被害が有名です。さらに、女性の場合は、性的盗撮にも注意を払わなければいけません。
特に若い女性が多く利用する施設のトイレや更衣室、浴場・脱衣場などは比較的盗撮の危険性が高いため、十分な注意が必要です。不自然な物(バッグ、ダンボール、紙袋など)が置かれていないか、また不自然な動きをする怪しい人がいないかに目を配ってください。
また、盗撮対策機器を導入するなど、盗撮対策に取り組む施設も出てきていますので、そのような施設を選ぶのもひとつの方法です。
盗撮は、読んで字のごとく盗み撮る方法です。被害者自身でさえ盗撮の被害に気付くことはまれであり、全ての盗撮カメラを自分自身で発見することは非常に難しいでしょう。「怪しい」「変だ」と感じる物を発見した場合は、お気軽に盗聴バスターズまでご相談ください。